月刊 秘伝 2012年 08月号
「奥義!触れ即合氣」発売に合わせて2012年7月14日発売の月刊「秘伝」8月号には、大東流無傳塾合氣の修得に関する記事が掲載されました。
- 「ふっつき之術」
- 型稽古と形稽古の違い
- 合氣体の醸成
- 感覚の武術
など山里栄樹氏による記事です。
「奥義!触れ即合氣」発売に合わせて2012年7月14日発売の月刊「秘伝」8月号には、大東流無傳塾合氣の修得に関する記事が掲載されました。
など山里栄樹氏による記事です。
此度は初のオープンセミナーでしたが、盛会裡に終えることが出来ました。
その武術の出処、いわゆる宗家筋は会津藩をつくった初代藩主の保科正之公である。これからグローバルに発展していこうとする大東流と合気道において共通の人物である。いわゆる錦の御旗に相応しい方である。
いち早く参加を表明していたアメリカの方はセミナー直前にケガによる突然の不参加となり残念至極。
ブラジルから、また関西、東京方面から遠方の方々も参加して頂き、又地元からは合気道関係の方々も加わり、なごやかなうちにも真剣な稽古をし合って来年につながったとてもよいオープンセミナーでした。
来年は7月上旬頃の開催を予定しております。輪でつなぐ合気の輪を大きく育てたいものです。
いよいよ無傳塾DVD第二弾「奥義!触れ即合氣」発売となりました。
Amazonまたは、BABジャパン出版局からお買い求めいただけます。
ここでは、ほんのさわりの部分だけお見せいたします。
DVDでは触れているだけで相手が動けなくなる合氣ーふっつき之術(極固技)など、「上下動」をキーワードに力を不要とする技法の数々を解説しております。
DVDを見られて興味を持たれた方は、ぜひ実際に道場にいらしてご覧になって下さい。
見学、体験入塾はいつでも受け付けております。
明治31年(1898年)5月12日、今から114年前のこと。
会津士族武田惣角源正義は旧会津藩主の松平容保の臨席のもと元筆頭家老の西郷頼母(保科近悳)から藩外不出の御留流であった殿中武芸護身術「御式内」(大東流合気柔術の中核)の相伝印可を授与された。
その折、容保からは旧会津藩において恩賞として高録の藩士に与えられていた紫の羽織紐が惣角に下賜された。また、西郷頼母近悳からは
「 知るや人 川の流れを打てばとて 水に跡あるものならなくに 」
という和歌一首が贈られた。
戊辰戦争に敗れ朝敵の汚名を着せられた会津藩は、何を思い惣角に何を託したのであろうか。
まずは、この汚名を返上すべく旧藩主は「会津藩秘伝の平法」を世に知らしめ、会津武士の威信回復を切望していたのであろう。つまり、惣角は“藩命”として身命を賭して「大東流合気柔術」の全国指導普及の行脚を始めたのである。
さて、朝敵の汚名返上の好機が到来した。昭和3年(1928年)9月28日、松平容保の四男で外交官を務めた松平恒雄の長女である節子と秩父宮雍仁(やすひと)親王(昭和天皇の弟)の御成婚である。
孝明天皇の信頼を得ながら明治維新で朝敵とされた容保公は節子にとって祖父にあたる。戊辰戦争では白虎隊の悲劇を生み、藩士らも流罪に等しい労苦を強いられただけに旧藩主の孫娘の皇室入りに地元は「会津の復権」に沸いた。幼名は節子であったが大正天皇の皇后である貞明皇后の旧名は九条節子(くじょうさだこ)であり同じ字では恐れ多いため、御成婚により会津の“津”をとって「勢津子」と改名された。勢津子妃は、父恒雄の任地であったイギリスのロンドンで生まれ、日英協会名誉総裁。秩父宮雍仁親王はオックスフォード大学に学び、英国とは浅からぬ縁があった。
明治36年(1903年)、米国からプロレスラーが来日、仙台警察署において2名が惣角に試合を挑み完敗した。当時、米国より派遣され来日していた英語教師チャールズ・ア・バリーは、帰国してセオドア・ルーズベルト大統領に報告して知るところとなり、大統領の要請により惣角の代理として原田信蔵を派遣渡米させ普及している。
大東流中興の祖である武田惣角から手解きを受けた門人は明治・大正・昭和の三代にわたり多士済々であり、大正14年に竹下勇海軍大将、昭和9年に岡田啓介総理大臣らには「試される大地・北海道」から惣角が指導に出向いている。こうして蒔かれた合気の種が芽を出して、百余年を経て大東流合気柔術を源流とする合気道は広く世界に流布、日本を代表する伝統文化の一つとして開花したのである。
今日、世界における武道人口のランキング上位は、1位が空手、次いで柔道、そして3番手が大東流を源流とする合気道と続いている。
北海道における会津藩ゆかりの地として、会津藩祖の保科正之公を土津霊神(ハニツレイシン)として祭祀する琴似神社が札幌市郊外に鎮座している。正之公は徳川二代将軍秀忠の側室の子にして、四代将軍家綱の輔佐役(大政参与)、異母兄である三代将軍家光から松平姓と葵紋の使用を認められていた名君である。明治初年より多くの旧会津藩士たちが士族移民として北海道開拓に尽力している。
もともと御式内(合気の原典)の宗師家は会津藩主が代々これを継承しており、大東流も合気道も同じ伝承系譜から輩出されたものである。
日本古来の精神の武術「大和心の武道」ともいえる大東流は偉大なる無形文化財と言っても過言ではない。
かつて会津藩の所領であった福島県は明治維新による戊辰戦争の屈辱に加え、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の苦難に見舞われている。福島県民の皆さんには、このような大いなる無形文化財を育んだことに誇りを持っていただきたい。
この未曽有の大震災により人々の絆を強めている昨今において大東流と合気道の斯界もこれを機に各流会派の独自性と特色を尊重しつつ、それぞれが謙虚になり和合の道を見出して互いの絆を強めるべきではないだろうか。
会津で代々培ってきた大東流合気の花、その花を武田惣角は北海道に根付かせた。日本全国さらに世界へとその花の種は蒔かれ「大和心の武道」の花となって咲き始めている。それぞれが手を取り合い強い絆のもと、日本の素晴らしいこの文化遺産を世界に向けて発信していきたい。
(敬称略)
世界とつながり絆を強めよう!
平成24年(2012年)3月11日
アメリカ、ブラジル、関西、東京と遠方の方からの参加申込みがあり大変有難く、熱く御礼を申し上げます。
好評ですので締切日を7月16日まで延長します。
申し込みはこちらから ↓
日本語:
English:
現在40名近くの申し込みを頂いております。
今年は五輪の年 輪でつなぐ合気の輪を!
追記:2012年オープンセミナーは無事終了いたしました。
「触れ即合氣」待望の第二弾、「奥義!触れ即合氣」いよいよ発売。BABジャパン制作、2012年7月31日発売予定です。大東流無傳塾 飯田宏雄師範がふっつき之術他、大東流の奥義を映像で詳しく紹介しています。
発売になりましたら、リンクを貼りますので今しばらくお待ちを・・・
「奥義!触れ即合氣」発売に合わせて7月14日発売BABジャパン出版局の月刊「秘伝」8月号には、大東流無傳塾合氣の修得に関する記事が掲載される予定です。
など山里栄樹氏による記事です。
こちらも合わせてご覧いただけると、合氣の技についてより深く理解できるかも知れません。
追記:無傳塾DVD第二弾は好評発売中です。詳しくはこちら → 「奥義!触れ即合氣」
日時、場所、定員が変更になっております。
2012年8月3日〜5日 だった日程が8月4、5日に、開催場所は国立日高青少年自然の家から札幌西区体育館に、定員は30名を予定していましたが50名に増員しています。
お間違いないよう、よろしくお願いいたします。
オープンセミナーの最終的な詳細は以下のようになっております。
追記:2012年オープンセミナーは無事終了いたしました。
先日、当別総合体育館武道場にて新しいDVDの撮影が二日間に渡り行われました。
第一作の「触れ即合氣」に続き、BABジャパン制作の無傳塾DVD第二弾です。
この動画は撮影の様子をメイキング & 予告編風にまとめたものです。
ディレクターさん、カメラさん、音声さんなどプロの撮影班に囲まれた中、飯田師範はじめ塾生の皆さんが真剣な演武を繰り広げました。
出演している皆さん以外の塾生さんたちも裏方としてがんばっています。
きっと素晴らしいDVDになることでしょう。乞うご期待!
発売日など決まりましたらまたお知らせいたします。
追記:無傳塾DVD第二弾は好評発売中です。詳しくはこちら → 「奥義!触れ即合氣」
無傳塾では、稽古の見学や体験入塾をいつでも受け付けております。
写真や動画だけではわからなくても、触れて体験して初めて見えてくるものもあります。
毎回、女性男性を問わず小さなお子さんからお年を召した方、外国の方まで熱心に稽古を続けています。
他の武道をやられていた方で興味を持たれて見学に訪れる人も多いです。
この日はアメリカ在住の日本人の方が札幌滞在中、数日間道場に通ってこられました。この方は合気道をやられているそうです。
学校でも武道の授業が始まります。日本の様々な武道を見直す良い機会ではないでしょうか。
ぜひ一度体験してみてください。
稽古日など詳細はこちらをご覧ください。
→
入塾希望、見学のお問い合わせなどは
→
無傳塾 一般女子の部 イチバン:高谷あかりさん
2012年2月19日、札幌市西区体育館で行われた第2回無傳塾イチバン選考会一般女子の部イチバンに選ばれた、高谷あかりさんの演武です。
選考会トーナメント時の演武と選考会が終わった後の撮影会での様子です。受けは Oisin Bourke さん。
今年の大東流無傳塾友好演武大会は11月4日北海きたえーるにて行われます。
「この指止まれ!」で呼びかけております。
大東流系、合気会系の皆さんの参加を募集しています。
「お問い合わせメールフォーム」または、お電話(TEL & FAX: 011-662-2679 塾長・最高師範 飯田宏雄)でお問い合わせ下さい。
去年の友好演武大会の様子はこちら → 「第14回大東流無傳塾友好演武大会」
この友好の輪が少しでも広がることを願っております(観覧無料)当無傳塾はオープンにしてこうと8月3日〜5日の間「オープンセミナー2012」も開催いたします。こちらは個人でも参加できます。
併せてよろしくお願いいたします。
詳細は、日程が近づきましたらまたお知らせいたします。